自宅サーバを lenny から sqeeze へアップグレードした時の覚書。
いつの間にかdebian sqeezeがリリースされていたので、自宅サーバをアップグレードする。
実験の生贄にされるのは、こいつ、Toshiba製 Magnia z310。
無線LAN専用のPCカードスロット内臓のヘンテコなコンパクトサーバ。
作業前に、
を熟読。というか速読してさっそく開始。
# jed /etc/apt/sources.list deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ squeeze main contrib non-free deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ squeeze main contrib non-free deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ squeeze-updates main contrib non-free deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ squeeze-updates main contrib non-free deb http://security.debian.org/ squeeze/updates main contrib non-free deb-src http://security.debian.org/ squeeze/updates main contrib non-free
sources.listを編集して...
# apt-get update
更新して...
# apt-get upgrade
最少アップグレード...
# apt-get install linux-image-2.6 # apt-get install udev
カーネルとudevの更新...
ここまで問題なし。
# reboot
リブート。
無事起動。
と思ったが、インターネットにつながらなくなった。ドメインが引けない...。
ネットワーク接続を再設定したらなおった。
次、完全アップグレードにとりかかる。
# apt-get dist-upgrade
/usr/bin/python がないと怒られて中断。
いろんなバージョンのpythonをいれてたのが悪さしたのかも。/usr/bin/python2.6があったので
# ln -s /usr/bin/python /usr/bin/python2.6
する。
再チャレンジ。
phpまわりの依存関係で怒られた。
依存解決できないものを全部removeしてみる。
# apt-get remove php5 php5-sqlite3 php5-mysql...
再チャレンジ。
不審なメッセージがいろいろでてたけど、とりあえず通った?
再起動する。
grub2のチェーンロード成功。
# upgrade-from-grub-legacy
grub2に切り替えしとく。
dist-upgrade中になんか言われてたので、
# dpkg-reconfigure sysv-rc
するも、移行できませんエラー。
指摘されたもので問題なさそうなパッケージはとりあえずremove。
ついでに使ってないのとobsoluteなパッケージもremove。
postgresql-8.1とmysql-server-5.0は新パージョンにデータの移行が必要。
mysqlはいったん消して、新しいバージョンの5.1に入れなおす。
データベースの更新も設定の引き継ぎも勝手にやってくれた。
次、postgresql。
8.4がインストール済みなので、8.1からデータを移す。ip4r拡張も使ってるのでこれも入れる。
データ移行は、両方のバージョンを別ポートで立ち上げて、pg_dumpallする。
# aptitude install postgresql-8.4-ip4r # su postgres # pg_dumpall -p 5432 | psql -d postgres -p 5434
その後、postgresql.confを編集して8.1と8.4のポートを入れ替える。
動作確認後、8.1を消す。
再度、dpkg-reconfigureを実行。
無事、完了。『依存関係ベースなんで起動が早いぜ。イカすだろ。』みたいなことが書かれてた。
以上で作業完了。念のため再起動しとく。
感想:
etch, lennyの時は、起動時にagpgartでフリーズしたりscsiで無限ループしてたりしたけど、sqeezeにすると治ったな。
いろいろと腐ってそうなのでクリーンインストールしたほうがいいかも。