Windows or Mac の場合はIntel x86 Emulator Accelerator (HAXM)で実機以上の高速動作が可能なAndroidエミュレータですが、いつまで待ってもLinux用のHAXMがリリースされない訳で...。
どうもLinux環境ではKVMを使えということらしい。
Linuxの場合は、AMD(AMD-V)も対応。以下、導入手順。
1. 環境
- 仮想化(VT, AMD-V)対応のCPU
- Debian GNU Linux Wheezy x64
- Android SDK Revision 17以上
2. KVMのインストール
仮想化対応CPUかチェックする。1以上が返されたら対応CPU。
egrep -c '(vmx|svm)' /proc/cpuinfo
パッケージマネージャを使用してKVMをインストールする。
sudo aptitude install qemu-kvm libvirt-bin
kvmを使用するユーザーをlibvirtグループに追加する。
sudo adduser `id -un` libvirt
3. AVDを作成
KVMはx86システムイメージのみ有効なのでこれを作成する。
Android SDK Managerからx86 System Imageをインストール
Android Virtual Device Managerから「Intel Atom (x86)」を選択してAVDを作成
4. Emulatorの起動
kvmを有効にしてemulatorを起動する。
emulator -avd-qemu -m 512 -enable-kvm
他に引数を渡したい場合は、-qemuオプションの前に指定する。
emulator -avd-scale 125dip -qemu -m 512 -enable-kvm
EclipseやIntelliJから起動する場合は、引数に-qemu -m 512 -enable-kvmを追加して起動させる。
5. 結果
Linuxでもぬるぬる。JBタブレットも安心。