VAIO PCG-SR9/K に puppy 4.3.1 をインストール

ジャンク品として廃品回収したVAIOノート
プレインストールのWindows2000から使わないアプリケーションを徹底的に削除したり、不要なサービス停止等をしたり...。
メモリ128MBのままでもなんとかFirefoxでWeb閲覧できるぐらいまでにはなったが、いまさらWindows2000というのも抵抗がある。

というわけで、オンメモリで動作するから軽いと評判のPuppy Linuxをインストールしてみることにする。

PCG-SR9/Kにインストールするにあたっての注意点

  • CDドライブからの起動はSony純正ドライブのみ対応。そして純正ドライブなど持ってない。
  • USB接続のFDDからのブートはできそうだが、これも持ってない。
  • USBメモリからのブートもBIOSが非対応。
  • PXEブートも非対応。そもそもLANポートがない。
  • 手持ちで使えそうな周辺機器は一緒にもらったUSB接続のDVDドライブ、PCMCIA接続のLANカードのみ。

以上をふまえてPuppy Linuxのインストールを開始する。

インストール前の下準備

CDブートが絶望的な状態なので、puppyをハードディスクにコピーして直接起動することを試みる。(Frugalインストール?)

下準備として、NTFSパーティションを扱えるブートローダのGRUB4DOSをインストールする。

http://download.gna.org/grub4dos/ からzipファイルをダウンロード。展開した中から grldr と menu.lst を C:\ へコピーする。次に C:\boot.ini を編集する。

[boot loader]
timeout=30
default=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINNT
[operating systems]
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINNT="Microsoft Windows 2000 Professional" /fastdetect
C:\grldr="GRUB4DOS"
[boot loader]
timeout=5

以上でGRUB4DOSのインストールは完了。
Windows起動前のメニューにGRUB4DOSが追加されているので、これを選択すればGRUB4DOSが起動する。

puppyをインストール

下準備が完了したのでpuppyのインストールに入る。
インストールするpuppyは少し古いが日本語版が配布されているPuppy Linux 4.3.1 日本語版を選択した。

まず、上記サイトよりダウンロードしたisoイメージの中身を全て C:\puppy へコピーする。
次に、GRUB4DOSへpuppyを起動するメニュー項目を C:\menu.lst を編集して追加する。

color white/blue black/cyan white/black cyan/black
timeout 10
default 0

title Windows NT/2000/XP
  find --set-root --ignore-floppies /ntldr
  chainloader /ntldr

title puppy 4.3.1
  find --set-root --ignore-floppies /puppy/initrd.gz
  kernel /puppy/vmlinuz pmedia=atahd psubdir=puppy
  initrd /puppy/initrd.gz

title Grub4Dos commandline\n(for experts only)
  commandline

title Reboot computer
  reboot

title Halt computer
  halt

以上でインストール完了。
puppyは、ntfsパーティションでwindowsと同居できるので、パーティションの分割とかする必要もない。

puppyの起動

windowsを再起動する。
BIOSの起動完了したら、windowsの起動メニューが表示されるので GRUB4DOS を選択する。ほんわかしてると自動でwindowsが起動して残念なことになるので、メニューが表示されたらすばやくキーを押す。
次の GRUB4DOS のメニューでは、puppy 4.3.1 を選択する。

puppyが動き出したら、キーボード配列とビデオ設定について聞かれる。それぞれ、以下の通り答える。

キーボード配列: jp106
Xの選択: Xorg
ディスプレイの選択: h31.5-48.5v40-70 LCD Panel 1024x768
解像度と色: 1024x768x24

うまくいけばpuppyが起動してデスクトップが表示される。

puppyをしつける

起動完了。
パッと見で対処が必要なのは、

  1. ネットワークにアドレスにアドレスが割り当てられていない。
  2. マウスカーソルがうまく描画できていない。QRコードのように表示される。

以上の2点。

1番目、ネットワークにアドレスにアドレスが割り当てられていない。

LANカードはうまく認識しているがアドレスが割り当てられていない状態なので、DHCPでアドレスを取得させる。

  1. デスクトップの「接続」アイコンをシングルクリック。ダブルクリックではなくシングルクリック。
  2. 表示されたインターネットコネクションウィザードで「ネットワーク又は無線LANでインターネット」ボタンを押す。
  3. Puppy Network Wizardでは「eth0」ボタンを押す。
  4. eth0 eth0 ネットワークを設定 ダイアログでは「自動DHCP」ボタンを押す。

以上でDHCPでアドレスの割り当てが完了する。「この設定を保存しますか?」の問いには、もちろんYes。

2番目、マウスカーソルがうまく描画できていない。

古いビデオチップなのでドライバがヘタレなのかもしれない。
試しにマウスカーソルを変更してみることにする。

追加のカーソルはインストールされていないようなので、PETgetパッケージマネージャから cursor_themes-1 パッケージをインストールする。

インストールが完了後、右クリック -> デスクトップ -> Pcur カーソルの変更 から Obsidian を選択するも、変化なし。
すぐには反映されないのかもしれない。Xの再起動が必要なんだろう。

ここで一旦、再起動することにする。
シャットダウン -> コンピュータを再起動 を選択。br /> 個人設定の保存について聞かれるが、すべてデフォルトを選択。
puppy終了時に512MBのファイルが C:/puppy/pupsave.2fs にされるようだ。

改めて再起動を選択。

設定の保存領域の作成に結構時間がかかるみたいなのでお茶にする...。

起動中...。

最適化を行ってるみたいで、ここでも結構な時間がかかる。
「next boot will be faster!」とのことなので、次回の起動に期待。

再起動するとマウスカーソルがなおった。ハードウェア描画できないとかそういう理由だったのかもしれない。

puppyと戯れる

とりあえずブラウザを起動してみる。
デスクトップの「ブラウザ」アイコンをクリック。
デフォルトでインストールされているブラウザはSeaMonkey。懐かしい見た目でテレホーダイを思い出した。

Googleで検索してみる...。
特に重いわけでもなく、普通に見れる。

何気なく、ジョグダイヤルを回してみたらスクロールできた。Puppyのデバイスサポートは優秀みたい。

次、JavaScriptを使用したサイトのサンプルとしてGMAILをチェック...。
若干重いが十分使える。

次、Flashのチェックを兼ねてYoutubeを見てみる...。
結果、表示はできるがひどいコマ落ち。音飛びもするし、再生中はキー入力もままならない。

はやくも限界到達。
CPUファンはまわりっぱなしだし、この感じではメモリを256MBに増設しても改善は難しそうだ。

感想

とりあえず以上。

インストール直後は設定変更等でOSのアラが見えやすい状態となるので、評価は厳しくなる。

以下、どうでもいい感想。

良かった点

  • 噂通りかなり軽快に動作する。この程度のスペックでもメニュー等は一瞬で表示される。
  • 特殊なデバイスのサポートも豊富に含まれていて楽ちん。各種設定も多くの部分がGUIで行える。

気になった点

  • アプリケーションは豊富に含まれているが、チョイスが好みでなかった。
  • ダイアログの文章が多かったり、時間がかかる操作を中断できなかったり、汚いアイコンが混じっていたり...。ユーザーエクスペリエンス?の部分で古さを感じる。さらに悪いことにpuppyは主張が激しい。
  • GUIは不要なものも含めて充実しているが、CUIは貧弱。

廃品ノートパソコンでも十分実用になる速度で動作するが...。
LinuxのデスクトップというとUbuntuやDebianをイメージしていた為に、「これじゃない」感を強く感じた軽量ディストリビューションのPuppy Linuxだった。

コメント

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